YOSHIMI裁判いっしょにアクション!
「吉見裁判」とは、中央大学の吉見義明さんが、日本維新の会の桜内文城衆議院議員(当時)を名誉毀損で訴えた裁判です。

2016-03-28

シンポジウム「「慰安婦」問題をどう伝えるのか?」開催のお知らせ

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シンポジウム
「慰安婦」問題をどう伝えるのか?
-その実践と困難-
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DATE:2016年5月14日(SAT)
TIME:午後 1:00~
PLACE:一橋大学東キャンパス東1号館1101(予定)
     (JR中央線国立駅徒歩10分)
 ※参加費:500円(予定)

 YOSHIMI裁判は、2016120日に不当な判決が出されました。
 「慰安婦」問題をはじめとする歴史問題をめぐっては、被害者から目を背けるふるまいが社会をおおっています。裁判所の判断もこの風潮を忖度したのでしょうか。
 YOいっションは、高裁でのたたかいにむけて、また日本軍「慰安婦」問題をめぐる困難な情況に抗するために、〈「慰安婦」問題をどう伝えるのか?〉をテーマにしたシンポジウムを開きます。前半では、武藤行輝さん(原告弁護団)に地裁判決の解説をいただいた上で、吉見さんに高裁にむけてお話しをいただきます。後半は、斎藤一晴さん、平井美津子さんが、教育の現場から、被害者の姿を「伝える」ということはどういうことか?どんな困難があるのか?を話します。いっしょに考えていきましょう!

☆タイムテーブル
1.吉見裁判地裁判決の不当性について 武藤行輝さん(吉見裁判原告弁護団)
2.高裁にむけて 吉見義明さん
3.シンポジウム「慰安婦」問題をどう伝えるのか?
  吉見義明さん・齋藤一晴さん・平井美津子さん

☆講師プロフィール
武藤行輝さん
弁護士(東京弁護士会所属)。1987年埼玉県秩父市にて出生。2010年早稲田大学法学部卒業。2013年同法務研究科修了。2014年司法修習修了(第67期)。2015年1月 弁護士登録、桂協同法律事務所に入所し、現在に至る。

平井美津子さん
大阪府吹田市立第一中学校社会科教諭、立命館大学地歴科授業研究非常勤講師。「慰安婦」、沖縄などを中心に歴史学と歴史教育について研究、実践を行っている。著書・論文として、『中学校歴史・公民育鵬社教科書をどう読むか』共著(高文研)、『すっきり!わかる歴史認識の争点Q&A』共著(大月書店)、「歴史教育の現場から ―「慰安婦」の授業を中心に―」(『歴史学研究』No9012013年1月号)、『原爆孤児 「しあわせのうた」が聞こえる』(新日本出版社)など多数。

齋藤一晴さん

1975年山形県生まれ。明治大学大学院文学研究科修了・博士(史学)。明治大学ほか非常勤講師。専門は日本近現代史・歴史教育・東アジア歴史対話(日中韓共同歴史教材開発・共同授業)。著書・論文として、『中国歴史教科書と東アジア歴史対話』花伝社、2008、「東アジア共通歴史教材の作成から東アジア史へ-歴史学と歴史教育の協働のために-」(『歴史学研究』20136月号)、「大学における戦争及び植民地支配学習に関する一考察-教養科目・教職科目の授業から-」(『教職課程研究年報』第28号、2014)、「日中授業交流の現在-歴史教育者協議会日中交流委員会の取り組みから-」(『歴史地理教育』837号、2015)、「歴史認識の共有とはどのようないとなみか歴史教育を国境を越えて問い直す」(『歴史学研究』2015増刊号)など多数。